『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』と大声のすすめ。(1/3)


■飲み込み力をアップさせ、誤嚥を防ぐには

最近、テレビ番組で取り上げられたりと話題になっているこちらの本。

のどを毎日使っている身として非常に興味深く読ませていただきました。

肺炎は肺炎でも、”誤嚥性肺炎”といって、気管に食べ物のカスが誤って入ってしまって、肺炎につながるというもの。それが原因で亡くなる方も多く、近年の死亡率では、ガン、心臓疾患に継いで三位にまで上るほどといいます。

誤嚥の原因はズバリ、のどの老化による、飲み込み力の低下。

誤嚥の専門医である著者は、数多くの誤嚥患者の治療や防止策を指導しながらも、もっと早く来てくれれば・・と語ります。

ところが、誤嚥による肺炎は、まったく症状がないまま、気づかないうちに進んでいることもあるのだそうです。
そして、「肺炎かも」と感じる状態になってからでは遅すぎるという・・。

対策はないものか・・。

ある!

それが「のどを鍛えなさい」ということなのです。

日頃からのどを鍛えれば、飲み込み力をアップさせ、誤嚥を防ぐことができる。

その誤嚥予防(至は肺炎予防)策を多数掲載しているのが、『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』という本です。


■しっかり飲み込み、しっかり呼吸して、しっかり声を出す

本書で紹介している誤嚥予防で最も大切なことの一つは、

しっかり飲み込み、しっかり呼吸して、しっかり声を出すという習慣をつけていくことです。

それが、のどの健康コンディションをキープして「高齢になっても衰えない飲み込み力を」をつけることへとつながっていくということ。(第2章「のどを鍛えれば、寿命は10年のびる!」より)

では、日常でどんなことに気をつければいいのでしょうか。

①意識をもって飲み込む

普段意識しないからこそ、意識して飲み込むこと。無意識で行うことは、間違えることが多いいので、意識するだけでも、かなり防げるとのことです。

②飲み込んだ後は息を吐き出す

ビールを飲んだ後の「プハーッ」と息を吐きますね。飲み込んだ後は、息を吐き出すのがいい。反対に、飲み込んだ直後に息を吸ってしまうと、食べ物を肺に吸い込んでしまいやすいそうです。

③「しっかり声を出す人」は飲み込み力も高い

発声は、飲み込み力とほぼ同じ器官を使っており、大きな声や高い声を出すと、のどの筋肉が効果的に刺激されるので、「普段からしっかり声を出す習慣」が、飲み込み力を鍛えることへとつながるそうです。

「普段からしっかり声を出す習慣」をつけるために、著者がすすめるのは次の3つ。

「カラオケ」「おしゃべり」「笑い」

意識していつもより人と「おしゃべり」する。お笑い番組などを観て、意識して声を出して「笑う」ようにする。というのは比較的楽しく日常に取り込みやすいトレーニングです。

では、「カラオケ」では、何を意識して取り組めばいいのでしょうか。